Charlie Chaplin (1889-1977)

 

昨晩はチャップリンの『黄金狂時代』を観ていました

モテない男と美女が出てきて、美女に同情される関係を観せられて、


「自分をからかわないで、本気になってしまうから」といっている感じです

この作品の中で、チャップリンとヒロインの心が一体になってるシーンが出てこない、、


本来結ばれたカップルというのは同じ空間で呼吸している感じがしますが、いつもすれ違っている

 

表向きはハッピーエンドで結ばれていますが、最後もやはり二人の心はチグハグです


だからハッピーエンドには見えなかった

彼のことだから、おそらくこれを単純なハッピーエンドとして制作していないと思います


というのは、ラストシーンからその後の二人の心が通いあう瞬間が想像できないから

チャップリンという人は愛されそうになると別れる感じが否めない


自分を愛してくれないような女を好きなんだろうか


捕まえられるのを嫌がっている気がする


母親との関係はどうだったんだろうか
.

.

.

チャップリンの肖像写真をみてみました

 

 

眼を見ると、撮影者と距離にピントがしっかり合っています


そしてレンズの奥をしっかりみています

心を許していないが、人を信じている眼


そして人に期待をしている眼にも感じます

大人なのに思春期の少年のような純粋な眼差しをもっていて、

 

見たものを全て受けとめてしまう感じ


こういう眼差しの人間は感性がいいけれど反面、傷つくことも大きい

臆病で人を信じたいけれど、裏切られることで傷つくことを恐れている眼差しにもみえます

だから身構えている


写真に緊張感があり撮影者との間に境界がありますね


心に聖域があって誰にも立ち入らせないような雰囲気があります

そしてもう一つの写真を見ると、歳を重ねても眼は澄んだままで、まだ何かを守っている


でもこちらが素直になれば、どこか向き合ってくれそうな感じがします

 


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