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演武


塩田剛三という人は非常にシンプルな人


身軽さもあり純粋で何事にも染まらないことの良さがある

無邪気さと憎めないズルさ、人の眼を見て話す育ちの良さなど、生涯を通して青年期のイメージが強い


根拠を考えないシンプルさと純粋さが武道家としての息の長さをもたせた

天才は直観が鋭いので根拠を考えない
反面、時代に合ってる時はいいけれども合わなくなると時代に全く対応できなくなる

そして塩田剛三という人にはスター性がある
人を惹きつける磁力がある

けれども色気は危うさが伴うもので、同時に弱さも感じる

植芝盛平はスターとは違う、植芝先生は目立とうとして目立っていたわけではない


塩田先生は防衛心が強いのに立ち向かい、抑制した声をもつ

好戦的で人を煽る声、簡単に人を殺せる声

能力を出し切ることが重要だとする声
そして、この声は本当は楽しく生きたい人
また根性を嫌い、中途半端で揺れやすい面もある


圧倒してやろうって気負いを最後まで感じる

派手好きで演出の強さを追求した、誇示することにこだわった

その一方で人に与える影響を非常に気にしていて、不快な振る舞いをしないように気を配る人