合気道の一般的イメージというのが世の中全体にどんな風に広まっているのか、そういうことを考えていました
武道の専門雑誌やCM、また広告写真の表現を見ると、
そのイメージは「武道」「伝統」「文化」「宗教」etc、、
入門する前は、自分にもそういうイメージが強かった気がします
でも僕が最初に感動したのは、『言葉ではないコミュニケーション』というのが大きくて
そこを写真で伝えたいと思ってきました
例えば稽古で「Connection」する技術によって、相対する仕手と受けがつながる体験があります
けれども、そういう魅力は意外と世間に伝わってない気がするんですね
どちらかと言えば、合気道のイメージは文化や武道の枠に押し込められてきた気がします
だからその魅力、懐の深さを伝えるために
既存のイメージの幅を広げよう、今までとは逆のこともやろう
過去のルールも壊していこうと。
文化的なイメージ、伝統的なものを強調する撮影にこだわらないようにしよう
そこが原点にあります
.
.
Leading actor are just not masters and instructors, but members who are both men and women with all ages
主役は指導者や達人だけではなく、
会員や老若男女も入れる
No Japanese people, No Japanese Culture
撮影の主役を日本人や日本文化に限定しない
Non-Ethnocentrism
自文化中心主義を外す
Off-Fighting
闘いの場を外す
Relaxing / リラックス
Focus on Facial expression, not martial arts skills
撮るのは武道の技術ではなく、人の表情
Aiki Connection without Aikido skill
技術によらないで合気している瞬間を見つける
Leading actor is just not Uke, but Shite
仕手ではなく、受けも中心に撮る
Not Cultural Uniqueness, find Commonality with other cultures
固有な文化や特殊性の強調ではなくて、世界との共通性や普遍性を発見する
そういう思いがあります